ぼくが体現した30歳未経験からフリーランスライターになる方法

世の中には才能やチャンスがなければ自分のやりたいことが成せないとかんがえるひとが多い。はたしてほんとうにそうなのだろうか?才能やチャンスに恵まれないことが、やらない、チャレンジしない言い訳になってはいないだろうか?

ぼく、結木千尋は、30歳のとき、未経験からライターを志した。未経験というのは文字どおり、それまで文章にかかわるしごとを一切していなかったということだ。それだけならまだしも、学生時代には国語(特に作文の類)が得意ではなかったし、生涯を通じて本を読む習慣もなかった。

そんなぼくは33歳となったいま、フリーランスライターとして生計を立てている。どのようにして夢をかなえるにいたったのか、このあたりの経験がおなじようにライターを志すひと、ひいては好きなことをしごとにしたいと考えるひとの役に立てばという思いからこの記事を執筆することにした。

30歳未経験でライターとして拾われるのは難しい

30歳のとき、未経験でライターを志したぼくは、そのとき就職活動をしていた。それまで就いていたライブバーの店長というしごとをやめてしまったからだ。当時のぼくは、最低限の能力(ここでいう最低限はいわゆる「てにをは」程度)とモチベーションがあれば、きっとどこかに拾われるはずだと希望的観測に満ち溢れていた。

しかし、現実はそう甘くはなかった。自分がやりたいしごとに応募してみたものの書類選考さえひとつも通らなかったのだ。
ぼくはすこしずつ妥協を重ねて、さまざまな企業の求人に応募した。最後には派遣社員の道も選択肢にいれたが、ついにぼくがライターとして企業に拾われることはなかった。

クラウドソーシングは未経験がチャンスをつかむきっかけになる

仕方なく、ほんとうに仕方なくぼくは別のしごとをすることにした。本来やりたかったライターとはまったく無関係なしごとだ。
けれども、ぼくはライターの道をあきらめたわけではなかった。そのなかで目をつけたのがクラウドソーシングだった。

前置きしておくが、ぼくはクラウドソーシングをおすすめしていない。けれどこれはケースバイケースで、きっかけをつかむためのツールとしてはとても優秀だとかんがえている。

当時のぼくがライターとしてしごとをするためには、クラウドソーシングしか方法がなかった。だからこそ就職活動で辛酸をなめきったぼくが、クラウドソーシングにたどり着くのは必然だったし、クラウドソーシングを利用してライターのしごとをすれば、ぼくは未経験ではなく、経験ありになると考えた。
日中は仕方なく就いた別のしごとをし、家に帰ってからクラウドソーシングで受けたしごとをした。いまと比較すれば、ほんとうに嫌になるような条件でしごとを受けていたが、いま振り返ればこのときの時間は先行投資だったようにおもう。

とは言っても、とんでもない量のしごとをクラウドソーシングでこなしたわけではない。数にして5つくらいのものだ。けれど、このおかげでぼくは未経験から経験ありになり、見せられる実績もできた。3か月後、ぼくはとある企業の社内ライター(派遣社員)へと転職した。

社内ライターとして勤務した1年間

社内ライターのしごとでは、オウンドメディアの記事のディスクリプション(※)を書いていた。ライターとしては末端も末端のしごとだったが、クラウドソーシングで受けていたものに比べれば時間単価も良かったし、なによりライターを生業にできていることが嬉しかった。

※ディスクリプション…インターネット検索をしたとき、記事タイトルの下に表示されるページを総括した文章のこと。

世の中には、本業を持ちながら余った時間で副業をし、そちらでの独立を目指すというひとがけっこうな数いる。しかし、叶えたい夢があるのならぼくはこれをおすすめしない。
1日8時間という時間は決して短くなく、同じ時間を余暇から捻出するのは極めて難しい。それならばしごとにしてしまった方が、より負担なく経験値が貯まるというのがぼくの持論だ。

社内ライターでは、ディスクリプションのほかにも、インタビューの書き起こしや構成、1万文字のコンテンツ執筆などを経験することができた。
環境的な問題もあったが、1年間でひととおりの経験をし、ぼくはWEBメディアの編集部に所属する編集者・ライター(派遣社員)へと転職した。

WEBメディアの編集部に在籍した1年間

WEBメディアの編集部では、前半の6か月に編集者としてのしごと、後半の6か月にライターとしてのしごとをこなした。ここでの経験がフリーランスライターをしているいまに直接つながっている。それは、WEBメディアという実際のリアルな現場でSEOやバズに関連する知識・体験を蓄積できたこと、業務として取り組んだことが実績になったことなどだ。

ここで紹介した3つのステージ(クラウドソーシング、社内ライター、WEBメディアの編集部)のすべてがぼくにとって有意義な経験だったが、やはりフリーランスライターになる上では、ここでの経験がかかせなかった。

フリーランスライターになるために必要なこと

ぼくが言いたいのは、このとおりにすればだれでもフリーランスライターになれるということではない。ひとはそれぞれが置かれている環境が違う。ぼくの場合なら世間的には遅いとされる年齢でライターを志したことで、遠回りせざるを得なかった部分も少なからずあるはずだ。

だからこそフリーランスライターになるために必要なこととして2つのことを挙げたい。

  • 自分に必要なことを置かれた環境でしっかり考えること
  • 合理的なチャレンジを続けること

もちろん途中途中で結果的に良い選択肢にめぐりあえた運もあったかもしれないが、効率的に経験を積めたことが2年半でフリーランスライターになれたベースにあるとおもう。

才能やチャンスということばをネガティブにつかうひとは絶対に夢をつかめない。

この記事がフリーランスライターを志すひと、好きなことをしごとにしたいと考えるひとの役に立つことを願っている。

p.s.
もし聞きたいことなどあれば、Twitterやこの記事のコメントなどで連絡をもらえればとおもいます。ぼくで間に合うことであれば、すべて回答いたします。

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